共同?工作 2009/8/31

二年前の夏休み、残りところあと二日。

「あっ、自由工作やってない…」と息子が何の危機感もなく呟きました。

「なにやってんだおまえは! もう夏休み終わりだぞっ!」と罵りながらも、頭の中では何を作らせるべきか、いや私が何を作ればいいのか、珍しく思考回路がフル回転していました。のんびり屋の息子に任せていては、行き当たりばったりの中途半端なものしか出来ないと踏んだ私は、「よし、ロボットだ! ロボット作るぞ!」と、強制的に息子の尻を叩き、早速材料集めを始めました。

もちろん設計図も何もナシで、それこそ行き当たりばったりに作り始めたものの、寄せ集めたガラクタが適材適所で実にピッタシはまり、意外なことに、かなりスムースにそれなりの体裁になってしまいました。

どうしても、やはりこういうものを作っていると童心に帰るのか、息子より自分の方が夢中になってしまうのですね。

 

【材料】

●帽子…プリンカップ ●頭…280ml入りペットボトル ●目…虫ピン ●ボディ…洗剤の空き箱 ●メーター類…ペットボトル・キャップのTEリング ●股の部分…フィルムケース、爪楊枝、荷物用の取っ手 ●手…ゴムホース ●脚…鉄製の棒芯、ロール・トレペの芯、糸巻き、板 ●ウィング…木片 

【接着・塗装】

万能ボンド、針金、ビニルテープ、ハレバネ、シルバーのラッカー、アクリル絵の具

 

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久米島だけに… 2010/8/11

沖縄の久米島での一枚。 朝食を摂ったあと、ホテルの前の砂浜に出て、子供たちと小さなヤドカリやサカナなんかを探しながら戯れていると、いっしょにいた友達のお父さんが何かを認め『なんだあれはっ!!』と叫んだので、そちらに目を向けると、背後に巨大なヤドカリの群れがザワザワと砂の上を這っているではないですか!!

ビックリしてそちらに移動して、カメラにその光景を収めていると、近くにいたよその子が『こんなのもいますよ〜』とこちらに差し出してくれたのが、この写真のヤドカリくん。

この島原産の泡盛・久米仙のボトル・キャップに「お住まい」なのです。狭くて窮屈そうで、さほど頑丈そうにも見えず、しかもあまりに小さいがために、貝殻を住まいにしている他の仲間たちのように、中に身を潜ませることができない! わざわざこんなに住み心地の悪そうな「宿」を選んでしまったのは、久米島生まれで久米島に生きていることを身をもって証明したいと、突如思い立ってしまったからに違いありません。

こんな小さな体で(といってもヤドカリにしては凄くデカかったが)、文字通り久米島を背負って立っているのです。なんだか健気ですねぇ。 なんて考えていると、最初は滑稽に見えていたこのヤドカリくんが、とても誇らしげな存在に思えてくるのでした。

 

 

 

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